恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
「…馨ちゃんの相談って何??」



私は紫苑の後ろに立って、二人の様子を眺める。



紫苑は親身に馨さんの相談を受けた。



「佐藤が君にも付き纏っていたのか?」



容疑者の佐藤はNO3の馨さんにまでストーカーをしていた。



でも、直接、身体に危害が及んでいない。
警察の介入は難しい間接的な被害。



「…難しいな…」



「でも、私…怖いです。オーナー」


馨さんは身体を震わせて、紫苑に必死に訴えた。



「私があなたのボディガードをしてあげる」


「えっ?」



「…私は任せたら大丈夫よ!安心して」


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