恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
「…心愛の両親のコト…龍崎さんから訊いた…」



「・・・」


「両親を殺した紫色の男を追って刑事になったって」



「そうだ。でも、未だに…お父さんとお母さんの殺した男の正体は掴めていない」



「…その男…龍の血脈の者かもしれない」



「龍の血脈?」



「俺も詳しいコトは知らない…」



「紫苑の知る限りでいいから…教えて」


「そんなに知りたい?」


紫苑の態度がふてぶてしくなっていく。


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