耳に甘い媚薬
* * *
しばらく四人で他愛のない
話をしていると、
夕方になってしまった
『あ、そういえばご飯作らないと』
「冷蔵庫、空っぽだよ」
『…じゃあ買いにいきますか!』
『…よし、料理はお前ら二人に任せた!』
『いやいや、おかしいでしょ彩輝!』
『何が』
『ご飯は四人で協力して作るもんなの…!』
『はぁっ?』
『はぁっ?じゃない!』
どうやら永井くんは夕食を
作るのが面倒みたいだ
「な、永井くん
みんなで作った方が効率的だし…」
私が永井くんにお願いするように
目を向けてみると
『………わかったよ』
と、諦めたように言った
『…あたしが言ったら反対するくせに…』
『梨香と凛ちゃんは違うから。』
『こ、こいつムカつくんだけど…!』
…どうやら梨香ちゃんと永井くんは
仲がいいみたいだ、うん。