耳に甘い媚薬
私達四人は寮を出て近くの
スーパーマーケットに来ていた
『んーっと…、何作る?』
『俺は食べられれば何でも』
『何でもいいってのが一番困るんだけど…
岸井くんは食べたいものとかある?』
『んー…特にねえな』
『…………』
何でもいいっていうのが一番困る
って梨香ちゃんが言ったのに…!
「り、梨香ちゃん、
無難にカレーはどうかな?
簡単だし、作りやすいかなって」
『あたしも思ってた!』
『じゃあカレーに決定!』
『彩輝が決めたみたいに言うなっ』
結局カレーを作ることになって
店内を回り始めた。
ここのスーパーマーケットは大きくて
カレーの材料をそろえるのにも
一階と二階を行き来しないといけない。
効率よくするために
買うものを分担することになった。
そんなこんなで……