もっと早く逢えていれば良かった
「痛いとか苦しいとかはない?」



「……」



話す気力がなくて頷く。




「良かった。もう目、覚ましてくれないかと思った」

どういうこと?
あたし、危なかったの?



「しんぱい、かけて…ごめ…ん」




頑張って声を出す。
少し掠れていた。



「無理しないで」





あたしはまた目を瞑る。



お母さん、頑張るね。



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