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     *

5月11日。

空が青く澄んでいた。


手紙を送っている住所へ。
  家の前につく。


「こんにちは。」
「あら、千明ちゃん」
「おばさんこんにちは。」
「どうしたの?」
「空翔に逢いに。」
「そう・・・空翔に。病院にいるのよ。」
「何でですか?」

おばさんは、無言のままうつむき車に乗せてくれた。

きっと、暴れたか何かで怪我しただけ・・・。
そう思ってた。



        


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