Go to the...
「お前。最近どこに行ってるんだ。」
「友達の所。」
「毎週、毎週か。」
「いいじゃん別に・・・。」
「何だ、その態度は!」
うちのお父さんは、厳しい。
あたしのこと何にも分かってくれない。
あたしの存在も・・・。
「どこに行こうがあたしの勝手でしょ?」
「夏休みも行くんだろ!」
「いくよ!わるい?」
「あぁ!お前は、いつも遊んで!」
「そうやって、いつもお父さんは
あたしを縛って・・・。
だから、お母さんも出て行ったんだよ!」
「うるさい!黙って親の言うことを聞け!」
「何が親だ!自分の事しか考えてないクセ!」
「・・・とにかく。お前は、夏休みは
どこへも行かせん!」
「勝手すぎるよ!あたしはお父さんの
言うことは聞きたくない!」
「ならば、その友達のところへ行かせない。」
「最低。」
3年前。
お父さんがお母さんを殴った。
お母さんは家を飛び出した。
あたしを置いて。
お父さんは、何も言わずに
お酒を飲んでいた。
2週間ほどして、お母さんが死んだ
報告があった。
交通事故だった。
お父さんの言葉を一部の見込まなければ、
今、あたしは殴られていただろう。
ごめんね。
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空翔へ
調子はどうですか?
暑いので心配です。
あたしも空翔のこと
忘れないから。
大丈夫だから。
夏休みは会いに行けません。
渉達と海に行くんだ。
それでも
元気で。
千明より
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渉は唯一の理解者。
変わった彼氏と付き合っている。
いつも4人で遊んで。
君が転校する時も
3回もお別れ会して。
仲良かった。
今はクラスが違うけど・・・
一番の親友。
君のこと何度も話そうと思ったけど。
君との約束が・・・
君のあの声が・・・
離れない。