Purewhite Devil
寝る準備を整え、私は布団の中へ潜り込んだ。


寝てる間に外を彷徨く様になって、寝る時の格好に気を使う様になった。


後、少しでも怪我を防止できるようにと靴下も履いて寝ている。


寝る前にこんなに自分に気を使う人なんて、そうそういないよね。


でも今の自分にできる事といえばこのくらいしか思い付かなかった。


只の夢遊病かと思ってたけど、実はもっと変な病気なのかも――。


頭の中に流れこんでくるイメージ。


白い神殿みたいな建物が見えた時もあった。


日本にはないような景色や建物ばかりで、初めて見るものばかり。


私、どうなっちゃうんだろう――。


暫く色んな考えを張り巡らせていると睡魔に襲われ、私は瞼を閉じ眠りについた。






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