龍と虎
「真里奈////」



そう答えた虎を見て、千夏は悔しそう。



「千夏ぅ♪ごめんねぇ♪真里奈と虎って両想いみたい♪千夏が好きって言ったら譲ってあげたのにぃ~♪残念♪」

「もういいよ!!虎ちゃんなんか一生この地味女と付き合ってれば!?」

「あれ?祝福してくれるの?千夏ってイイ奴だね♪」

「超ムカつく!!」



そう言い残して屋上から出てった千夏。



「真里奈ちゃんって…。怖いね♪笑顔でキレちゃうとこが虎に似てる。」

「は!?加賀美先輩、真里奈はキレてないよ♪今から虎にキレるけど。」

「えっ??」



それから虎を1発殴った。



「趣味悪すぎ。女見る目なさ過ぎ。地味とか言われたし!!真里奈の事なめてんの?」

「俺に当たるなって!!」

「虎があんな下品な女と付き合ってたから悪いんでしょ!?マジむかつく!!」

「真里奈っ!!痛い!!マジ痛いし!!」

「真里奈は地味じゃない!!」



真里奈の文化祭は虎に八つ当たりして幕を閉じた。



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