追いかけられて
そして結局













いや…嘘ですよね、私なんかに天下の蓮見さまが嫉妬など…





というと蓮見くんは顔を伏せた。











楓「あ、あの…」

蓮「…ッ、むかつく…」

楓「Σえ!?」










逃げようと椅子を引こうとした体は蓮見くんに肩を抑えられ








蓮見くんを映していた私の瞳のなか一杯にまた蓮見くんが広がった。




触れたそれは一瞬で離れ、私は状況が理解できないまま蓮見くんを見つめる













蓮「…あー!!

  なんで俺がイライラしなきゃ…っ」

楓「へ、あ、え、あ」










理解して唇を触って真っ赤になると、蓮見くんは私を凝視した。











蓮「…初めてだった?」

楓「〜〜〜〜…ッ!!!!」

蓮「巡とは?」

楓「巡は、ただの友達で、今日は一緒にいろって言われたから…ッ」

蓮「…巡は巡で俺は蓮見くん…アンタは俺が好きじゃないの」
























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