モノクロ*メランコリック
私とシロの間で、見えない火花が散る。
何も知らないみんなは、普段私とシロが話さない間柄だからか、なんだか変に盛り上がっていて。
しばらく、私達は仲良く喋っていた。
変化があったのは、六時半を回ってから。
一体みんな何時に帰るのかしらと思っていると、澤野くんが私の隣に座ってきた。
もうみんな席の移動は普通にしていたから、不自然ではなかったけれど。
私は少し、驚いた。
澤野くんの目つきは、男の子そのもので。
「…ミアちゃんさぁ、今好きな人とかいんの?」
耳元で、囁くように言われる。
ぞくりとして、私は苦笑いを浮かべた。
「ううん、いないよ」
「でも、誰からの告白もオーケーしたことないんだろ?」
「うーんと…なんか、あんまり付き合うとかってイメージできなくて」
こんなにモテるのに、未だに彼氏ができたことないなんて、変な話だけれど。
私は、アハハと笑う。
いつか出される話題だろうなと思っていたから、前持って答えは用意できた。