モノクロ*メランコリック


「む…無理よぉ。もう少し時期を待つべきだと思うわ」

「いつまで待つつもりよ。あんたが真白に惚れて、もう十年以上経つのよ?その間に、あんたの言う『時期』は来たわけ?」


う。

だって…そういう雰囲気になったことないし。

そういう雰囲気を作ろうとしたこともないけど。

てゆーか、私の勇気がないだけだけれどね!?

でも、告白……


今更この私が…誰よりもシロに意地を張ってる私が、シロに告白!?


あり得ないわ!我ながら情けないほどにあり得ない!!


うーっと唸る私の額に、りさはビシッと人指し指を当ててきた。


「とにかく!やるとすれば、告ることくらいしかないのよ。本当に真白とこれ以上の関係になりたいなら、ちょっと考えてみなさい!」


夕日の橙が、私とりさの後ろに影をつくる。

尻込みする私を、無慈悲にもりさは追い詰めてくる。

私の長い黒髪が、風でふわふわとなびいた。






家に帰りつくと、誰もいないリビングでひとり、ソファに腰掛けた。

床にドサリと鞄を置いて、目を閉じる。



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