シーサイドブルー
あとがき
最後まで読んで下さりありがとうございました。
…久しぶりの完結作品です。(大変長期に渡る放置…申し訳ありません。)


登場人物二人かつ40ページ程の短編だったのですが、今までになく言葉を選んだというかくどい文章になってます。さぞかし読みにくかったと思います。


甘さはそんなでもないんじゃないですかね。
どうも頭コツンが大好きすぎて毎度登場させてしまいます。
でも二人の微妙な距離には丁度良いかなとも思っていたり…。


テーマというか伝えたいことはたくさんあって、特に凪の言葉は私の本心ばかりです。
自分を好きになるって難しいですよね。私は自分大好きというわけではもちろんありませんので、誰かにこういうところが好きだよって言ってもらえる時に、そういう自分の側面を一つ、少しだけ好きになれるような気がします。
…他者依存的な発言ですが、私は他者依存型ではないですよ?


海風のような若い子は多い気がします。
やりたいことも言いたいこともたくさんあるのに、誰にも聞いてもらえない。それは悲しいことだなと常々思っています。
だからこそ聞いてあげる大人としての凪を作ったのかなぁとも。でも凪も話したいことはあったので凪と海風の場合はどっちもどっちなのかな。そう考えるとそんなものかもしれませんね、人間関係なんて。


読んだ方の心がもし疲れていたら、少しでも元気になるようにこの作品が作用したらとても嬉しいです。


あ、今回一つだけ凝ったことをしてみたのです。
皆様はお気付きになられたでしょうか?
各章の頭文字を取ると、凪の想いになります。


一人じゃ歩けないと思ったら、誰かと寄り添って始めてみるというのも時には大事かもしれません。
私もその辺は模索中です。


2012.7.26
春風 夢海
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