甘くて切なくて、愛おしくて
はぁっと大きく息を吐いて、横に並ぶあたしを見る。
「行くぞ、蝶花」
「あ、ハイ..」
あれ?あたし今..
「沢城..さん?」
「あいつが、ユウキがお前の事呼び捨てにしてるからな、俺だっていいだろ?面倒くせぇし」
「どういう意味ですか?」
さっぱり答えになってないけど、意味不明だけど。
でもそんなのはどうでもいい。
どうしよう、嬉しすぎて顔がにやけそうになる。
名前を呼ばれるだけでこんなに嬉しいなんて..
「別にどうだっていいだろ?それとも嫌なのか?」
「嫌じゃ..ないです!全然っ!むしろ遅すぎたくらい!」
しまった、あたしってば、なんて事を..
「あっと、そうじゃなくて..ですね?えーっと」