甘くて切なくて、愛おしくて



「ったく、何がごめんだよ、泣きながら手紙、書いてんじゃねぇか」


ぽつりと落とした言葉。


それに反応するかのように、お義母さんが少し離れた場所から俺の元へとやってきた。



「どうだった?」


「意味が分からないっすよ、全然」


「でしょう?しかもね私にも書いてくれたのよ、あの子」


「お義母さんにも?」


「そう、私の方のお墓に入りたいってね」


「だからあいつが死んだ時引き取りたいって言ったんすか?」


「そう、それがあの子の、私に対する最後のお願いだったから」


お願い、か。


「それで?あなたにはどんな遺言状を書いたのかしら?」
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