甘くて切なくて、愛おしくて


ピンポーン



お風呂に入ろうと服を脱ぎ始めた時に、いきなりチャイムが鳴りだした。


慌てて脱いでいた服を着て、玄関先に出る。


ドアスコープを覗くと、そこには昨日も会った、マンションの上の階の住人。


ゆっくりドアを開けると、ぶすっとかなり不機嫌な顔が最初に見えた。



「こんばんは」


「こんばんは..」


なんでそんなに不機嫌そうな顔をしてるの?


不思議に思いながらも彼の言葉を待っていると


「ユウキから聞いた。..さっきは何か悪かったな」



突然言い出した言葉に、あぁっと口を開いた。

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