音コイ
新契約
「あー。行きたくないなぁ...」
瀬納さんを殴ってしまった次の日。
私は彼のマンションのエントランスで
ぐるぐるぐるぐる、
かれこれ10分はまわっている。
いい加減管理人さんも怪しんでるし
早く行かないとだめなのは
じゅうぶん分かってるんだけど
行くのが怖くて。
かなり強く殴ったし
顔が真っ青に腫れてたらどうしよう。
昨日は考えなかったのに
1日経ってみると自分のしたことが
恐ろしくなってきた。
「でもきちんと謝らないとなぁ」
クビにしないでもらえたんだから
謝ってお礼言わないとだよね。
「...だけどなぁ...」
怖いし
行きたくないなぁ...
管理人さんの目を気にしながらも
そうやってぐだぐだ時間を潰していれば
「遅い。」
「うわっ!!」
突然暖かいなにかに包まれ
今1番聞きたくない声が
頭上から降ってきた。
瀬納さんを殴ってしまった次の日。
私は彼のマンションのエントランスで
ぐるぐるぐるぐる、
かれこれ10分はまわっている。
いい加減管理人さんも怪しんでるし
早く行かないとだめなのは
じゅうぶん分かってるんだけど
行くのが怖くて。
かなり強く殴ったし
顔が真っ青に腫れてたらどうしよう。
昨日は考えなかったのに
1日経ってみると自分のしたことが
恐ろしくなってきた。
「でもきちんと謝らないとなぁ」
クビにしないでもらえたんだから
謝ってお礼言わないとだよね。
「...だけどなぁ...」
怖いし
行きたくないなぁ...
管理人さんの目を気にしながらも
そうやってぐだぐだ時間を潰していれば
「遅い。」
「うわっ!!」
突然暖かいなにかに包まれ
今1番聞きたくない声が
頭上から降ってきた。