お前限定★LOVE
★LOVE.2★
ムカつく当麻野郎の存在
◆◇
火曜日。毎朝の日課。渚と楽しく学校…なのはいいけど。
「どーも」
「当麻くん」
俺と渚の前に現れたのは、紛れもなく当麻。
不機嫌そうな顔をして、玄関から出てきた。
や…いつも不機嫌そうな顔してるけど、今日は超不機嫌。
そんな当麻を、じっと見てたら視線がぶつかって、意味ありげに笑って俺を見てくる。
楽しそうに、フッと馬鹿を見るような目が俺をイラッとさせる。