この場所で。

時間の流れ。





「どうしたんだよ、お前。

昨日は急に帰るし、それにその格好………」




朝のHR前。

人気の少ない、旧校舎側の中庭。



髪を黒くして、ピアスも外した。


眼鏡もかけ、外見は全部もとに戻した。



それで、雅人に言う。







「…………俺、莉緒に……」
















自分のしたことを、途切れながらも全部伝えた。






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