Quiet man
顔の鎔けたスプラッターなお面。

そんなんドコで売ってたんよ?

とか、過らせつつ。



「「・・・・・・。」」



お互い、ヘンな間が。


すると男?は、手の物クッと

上に揚げてあたしの視界の隅へ

それを認めさせた。


直ぐ横にはキラリ。・・何ソレ。



それって・・・、


"刺身包丁"とちゃうん!!



「カネ、」


「ゥギャーーーーーーアッ!!」



男が声を発するか、

あたしが両手拳を握りながら

コダマする位のパネェ大音声で

色気なさスギの悲鳴を発するか。


ほぼ同時やった・・気がする。



奴も、この状況にアセったのか

お面被っててもオロオロしてる

のはゼンゼン隠れてなくて。



「おいっ・・!」

「・・・・!」



ダダッと向こうから走って来た

男の人と取っ組み合いになり、

キャーキャー、云ってると

隣のハルミさんが

スッケ透けのベビードールの

まま、消火器を手に出てきてた。



「どいてッ!!」



優勢だった男の人は機転を利か

せ、男のマスクを一気に剥いだ。



ブ! プシュュュューーー!!



哀れ、消化剤まみれになった

男はそこで抵抗を止めたのだ。


サイレンの音・・ああ、また。

警察沙汰になってしまった・・。



東京は・・

ホンマに恐いとこ・・。




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