Quiet man
朝。
9時頃のテレビ、やっぱり
ニュースで流れた。
「なんか・・お騒がせ女みたい
やん。続くよなぁ・・。」
「神足さんと引っ付く事に
よって何か"呼び込む"とか。」
「あ、それって"霊障"って奴?」
何でか知らんけど昨日の興奮が
冷めやらんのか、
沢村とハルミさんは"朝ごはん"
だと云い、それぞれドーナツと
冷えた桃を持ってやって来てた。
ガチャガチャ!
「「「 !! 」」」
玄関からの慌てふためく様な
鍵の開ける音に全員振り向いた。
バタンッ・・。
「ナギ・・っ」
「お帰り、っぐぅ・・。」
ドアまで迎えに行ったあたしを
ギュウーーーーーっと・・。
・・シメ落とす気らしい。
死ぬ死ぬ!! マジ、クルシいっ!
「「「 エヘン、オホン!! 」」」
前からあの2人が、後からは
靴脱ぎながらヨウジロウさんが。
皆で、ざーとらしい咳払いの嵐。
ハッとした後、ぱ!と離れてる。
「怪我は・・?」
「あたしはないよ、代わりにあ
の人が怪我しはってん・・。
助けてくれはったから・・。」
キリッと顔を元に戻すと
あたしの肩を放さず一緒に連れ
て行くと沢村に握手を求めた。
「・・神足です、彼女を助けて
頂いて本当に感謝してる。
有難う。怪我の具合は・・?」
「あ、いや何とも。俺はホラ、
当然の事をしただけで・・。」
テレながらでも握手してるやん。
でも、
彼が帰って来て気を使ったか
2人はその後直ぐに帰ってった。
「寝起きだったから・・頭から
てっきり神足さんやと思って・・」