Quiet man
「なあ・・ムリ、させてない?」
「いいや・・全然。」
「有難う・・・。」
彼は基本的に
"女を安心させてやるのも
男の仕事だ"・・と、
思ってる様なフシがある。
ムリさせてないワケがない、
ここは前の部屋より少し値が
張ったハズ。
何で、あたしなんかの為に・・
そう思ったら嬉泣きが入りそう。
「ねえ・・
ナギの事を心配してるって事を
前提に聴いてもらえない・・?」
「え、なに?」
「苦手なのは解ってるよ、でも
経験者である人に、助けて
貰った方が良いンじゃないか?」
「・・・母上?」
彼も間を置いてから肯いた。
否、別に苦手って訳やない。
ただ・・ハナから嫌われてる
様な気がして・・凹んだだけ。
あたしは銀座勤めも辞めたし、
これ以上何か、嫌われる要素が
あるんやったら・・と、
対決も一度は覚悟したからなー。
「せやけどぉ・・、あの母上が、
あたしを手助けなんかする・・?」
そう云ったのはモチ本音である。
ところが、まさか・・
「オハヨ~♪」
"アロハ"な発音で翌朝来られたの
には、さすがのあたしもビビッた。
「お! おはよおゴザイマス・・。」
スリッパを出すと足を通すなり
先にササッと奥へ突き進む。
「へえ! いい部屋ね~、開放感が
あって凄く広く感じるわぁ。」
___ いや、
前よりウンと広いですから。
「あら、足元もバリアフリー?
ちょっとイイじゃなーい・・。」
__ いやいや
そこに将来的な意図は全く!!
皆無ですからお義母さん。
良幸さんは確か三男でしょ?
心の中でツッコミ入れていると
フイに母上がクルリと振向いた。
えっ? 微笑みナシ??
鎧、装着せなアカン?
「・・ナギさん? 」
「はい」
「いいや・・全然。」
「有難う・・・。」
彼は基本的に
"女を安心させてやるのも
男の仕事だ"・・と、
思ってる様なフシがある。
ムリさせてないワケがない、
ここは前の部屋より少し値が
張ったハズ。
何で、あたしなんかの為に・・
そう思ったら嬉泣きが入りそう。
「ねえ・・
ナギの事を心配してるって事を
前提に聴いてもらえない・・?」
「え、なに?」
「苦手なのは解ってるよ、でも
経験者である人に、助けて
貰った方が良いンじゃないか?」
「・・・母上?」
彼も間を置いてから肯いた。
否、別に苦手って訳やない。
ただ・・ハナから嫌われてる
様な気がして・・凹んだだけ。
あたしは銀座勤めも辞めたし、
これ以上何か、嫌われる要素が
あるんやったら・・と、
対決も一度は覚悟したからなー。
「せやけどぉ・・、あの母上が、
あたしを手助けなんかする・・?」
そう云ったのはモチ本音である。
ところが、まさか・・
「オハヨ~♪」
"アロハ"な発音で翌朝来られたの
には、さすがのあたしもビビッた。
「お! おはよおゴザイマス・・。」
スリッパを出すと足を通すなり
先にササッと奥へ突き進む。
「へえ! いい部屋ね~、開放感が
あって凄く広く感じるわぁ。」
___ いや、
前よりウンと広いですから。
「あら、足元もバリアフリー?
ちょっとイイじゃなーい・・。」
__ いやいや
そこに将来的な意図は全く!!
皆無ですからお義母さん。
良幸さんは確か三男でしょ?
心の中でツッコミ入れていると
フイに母上がクルリと振向いた。
えっ? 微笑みナシ??
鎧、装着せなアカン?
「・・ナギさん? 」
「はい」