“俺の女”
<京子だよ‥それ>
…‥‥!?
水谷先輩が‥
京子さん??!
「うそ‥でしょ…?」
<嘘じゃねぇよ!
…また連絡する‥>
そう言って
電話を一方的に
切られた…
理由が…
分かった―‥‐
あたしは
泣きそうになりながら
礼を見た
「どーしたの??あかり‥
ヒロくん何て?」
「どーしよ‥あたし‥
怖い‐‥」
「ちょっ‥
‥やっぱり
なんかあったんだ‥?」
あたしは京子さんの
ことを一部始終
話した
ヒロさんにずっと
片想いしてること
あの夜の電話のこと
全部話した‥
「‥なんで
すぐ言って
くれなかったの‥?
一大事じゃん!!」
礼は少し怒っている‥
「だって‥‐」
正直いって
忘れてた…
ヒロさんとのことで
頭いっぱいで
京子さんのことなんて
頭になかった
妹さんも
京子さんも
同じ高校
だったんだ…
なんで
忘れてたんだろ…
全くあたしって
つくづく
ばかだよね‥‐