“俺の女”





「京子の気持ちには
答えられない‥
俺は今‥ お、おい!!」


「京子っ!!!」


京子さんは走って
どこかへ
行ってしまった




京子さんの友達が
後を追っかけようと
した時…




「俺が行く。
あかり頼むわ」




ヒロさんはそう言って
京子さんの後を追った








ヒロさん‥?





あたしはただ
ヒロさんの
後ろ姿を
見ることしか
できなかった…‥‐








「ごめんね‥?
大丈夫??」




京子さんの友達は
優しく
問いかけてきた






「大丈夫です‥」





「とりあえず…‥
どーしよっかぁ〜
あ、なんか飲む??」




「あ、いえ
結構です‥」




「遠慮しなくて
いいよ!!
あたしおごるから
あそこ入ろっ♪」





この先輩
すごく優しい‥‥



京子さんと
不釣り合いだよね‥





あたしは礼を見た




機嫌悪そうな
顔してる‥




さっきの勇くんの話だ‥








「とりあえず 行こ!
気持ちも
落ち着かせないと
いけないし‥ね??
その‥友達も」





でも まぁ
今帰っても
あたしも礼も
どーしたらいいのか
分からないし


行こっかな‥



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