またキミに逢えた日に



これからこのクラスと2年間か…。


うまくやって行けるかな…?


沙希いないし…。


でもまぁがんばるか。


なんて心の中で独り言。


やっとHRが終わって、テニス部の友達。

真優と紗羅に声をかけた。




「お昼食べよーよ。」




2人は話しながら帰り支度をしていた。




「んー。3多目だよねー?今行くー。」




と真優が応えてくれた。


了解。
と返して、2人と一緒に3多目に向かった。


真優も紗羅も男勝りな性格で、特に真優はサバサバしていて少し怖い。



でも、根は優しくて良い奴だ。


うちら3人はいつもそろってフザケあっている。


みんなに兄弟みたいだと言われるぐらいだ。


長い階段を上りきった時、賑やかな声が聞こえてきた。




トクン...。




先輩の声がした。


うちは顔に出やすいタイプらしい。


赤面していないか心配だ。




心臓の音がヤバい...。




先輩はなんかわけわからないことをやっていた。



そんな先輩を見て笑っていたら…。


先輩がこっちを見た。




ドキッ…。




ビックリしたけど..先輩は...。




「おい、キノコ。そんなキモい笑い方してんじゃねーよ。」





カチン。



ときた。



こういう先輩は結構ウザい。



すかさず反撃。




「はぁ?大喜先輩のその寝ぐせ、どうにかなりませんかぁ?うっとうしいったらありゃしない。てゆうか、うちキノコじゃありませんけど。寝ぐせ大王さん。」




ちょっと言い過ぎたかな?


なんて思ったけど、こんぐらい言わないと…あとが…。





「どうみたってキノコだろ?そのあ・た・ま。お前に言われたかねーわ。」




なにお!?


と思ったけど、うちはシカトしてみんなの所に行った。



そしたら、みんなが爆笑していた。




「夫婦喧嘩かよーWW」




なんて言われた。


そんなんじゃねーし。

と返してご飯を食べ始める。


すると、華弥が話しかけてきた。




「柚唯さ、告んないの?てか告んなよーWW」




えー?

とかえしながら真剣に考えてみる。




告白かぁ...どうしよう。




勇気ねーし…。




「告んなよーWWお似合いだよーWW」




なんて、紗耶香。


うちは、さやと呼んでいる。



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