生徒と教師の守りごと
"ガラッ"
「失礼します。宇野先生いらっしゃいますかー?」
『あ!きたね斎藤さん♪毎日そうじお疲れ様♪
それじゃ行こうか?』
「……はい、」
そして今私と宇野さん(通称宇野ちゃん)はいま
第2理科資料室に向かっている。
「先生、今日はなんですか??」
『なにがいい?♪』
「帰りたいです」
『そっか、じゃあ今日はかえさない…なんてね♪』
あぁもうやめてほしい、
誰かに心臓あたりをきゅっと握られたようになる。
"ガラッ"
ドアの向こうには
少し大きめのソファーとたくさんの本や実験用具などが
おいてあった
『斎藤さん座って?』
「結構です…」
『あっそ?』
『ねぇねぇ?斎藤さんって何本試験管割ったっけ?』
笑いながら言うが目がわらってない…
「3本です。」
『てことわー3回はユキちゃんを自由にしていいんだよね?』