双子じゃないあたし達【完】
「…日曜にデートすんの」



俺は仕方なく応えた。



実は聞くまで徹底的に聞いてくる。



「マジで!?」



驚いた顔をしている。



「うん」



俺はそっけなく答えた。



「じゃぁ明後日て事だよね♪」



「実もどっか行くの??」



そしたら実はショボンとして、



「行けるもんなら行きたいわよ。でも彼氏なんていないからね〜」



軽い口調で言った。



なんだ。彼氏居ないんだ。



何故かホッとした。



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