夢中度100%の恋心(短)
「ともちゃん。今日も可愛いね」
「……勉強しないなら、自分の部屋戻れば?」
う。
これは、照れてるのか?
照れてたら、可愛いけど。
「スイマセン。教えて下さい」
ともが本気で怒りモードに入る前に、俺は謝る。
すると、ため息をつき。
「だから、この公式を使って……」
口では、ヒドイことを言うのに、ちゃんとバカな俺にも分かるように教えてくれる。
優しいんだ、ともは。
教えてくれるともの表情を見つつ、今度はちゃんと聞くように努める。