夢中度100%の恋心(短)



「……ん…」


眉間にシワを寄せるとも。



どっきーん!



慌てて、手を離した。




(起きた!?)



ともを見つめるけど、どうやら起きてはいないようだった。



そして、安堵の息を吐き出す。




「……っ」



白い頬っぺたに、目が行ってしまった。



ゴクリと、喉をならす。




(……いや。ダメだ!それはダメだ)



考えてしまった悪魔の誘惑に首を振る。




頭に手を当てると、クシャリと自分の髪を掴む。



(……我慢だ。我慢)




ほら。俺、我慢だけは得意だし!




< 7 / 17 >

この作品をシェア

pagetop