天の邪鬼な彼女に、甘いキスを。~ White Day ~ (完)
 

――――…


「拓海」


「んだよ。悠かよ」


ダチの悠。


勉強も運動も何でもできる、優等生だ。


「さっきの、廊下まで丸聞こえ。」


「あっそ。知らねーよ」


「お前さ、素直になれば?」


「んだよ、それ。説教なら聞かね」


オレは冷静な悠にまで、イライラした。


「いいのか?」


「何が」

 
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