真夏の雪
雪斗「なんという舌触り!なんというハーモニー!
口の中で肉とご飯達が踊りだし!卵がオーケストラの演奏をしているようだっ!





…一人でボケても寂しいな。

静かに昼食を済ませて食器を片づけると…

俺は本題に入った。


昨日の書きかけのチラシだ。

ライブの日程は決めてある。

7月29日。


あまり日にちは無い。

だが俺ならやれる。

できる子ユキ。

そう思い、チラシに書き込む…


場所は商店街でいいだろ。

適当な枚数を作るとチラシを束ねて配りに行く準備をした。


雪斗「よし、行くか。


あとはその辺の電柱に貼ったり(本当はいけない)ポストに投函したりするだけだ。

大量のチラシとテープを袋に入れて、外に出る。

雪斗「…鍵開けっ放しだけど…いいよな?


鍵の場所しらないし…。


外にでて早速貼ったりポストに入れたりする。


けど…

俺の気持ちはすでに面倒くさくなっていた。

雪斗「…徒歩ってのが面倒だよなぁ…。

しかし徒歩しか方法がなかったから地道に頑張るしかない。

地味な内職のような作業をひたすら繰り返した。

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