初恋タイムスリップ(成海side)
でももう
今更何もしてあげられない。
それにきっと美音も、それを望んでいない。
それから、朝練の時は、
グラウンドにく前に必ず、
美音の下駄箱をチェックすることにした。
美音の下駄箱は、いつも空だった。
そして、大会が終わり、
俺と篤志は
部活を引退した。
そしてお互い別々の塾に入り、
本格的に受験勉強をし始めた。
必死に勉強をして、
勉強して…
受験で頭をいっぱいにして、
美音を忘れようとしていた。
そして月日は流れ、
受験本番を迎え、
そして、
いろんな思い出のつまった中学を、
卒業した。