籠の中の鳥
それから私は拓登んちに行った。

たくさんの服とか生活するのに必要な物を持って。


拓登はすごく喜んでいた。


「ここが捺美のタンスね」

「これ枕!母さんが捺美にって買ってくれたんだよ。」


「これから毎日が楽しくなるね」
「俺が仕事行って帰って来たら、捺美が居るなんて、幸せだぁ」


って、言ってくれた。
拓登はすごい張り切っていた。



私はすごく嬉しかった。
すごく幸せだった。



圭子と話てた不安なんて、一気に吹き飛ばしてくれたんだよ。
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