恋愛の条件
「大丈夫よ、私から見たら、裕樹は佐野さんのことが本当に大切で性がないって感じよ?」

「そうそう、佐野ちゃん、その巨乳で山下をメロメロにしてんでしょ?」

「沙希!発言がオヤジッ!」

沙希をキッと睨むも、酒の入った奈央も、ついあからさまに視線が佐野の胸に釘付けになる。

「ひ、広瀬さん?」

「ねぇ、ちょっと触らせて♪」

奈央の目が好奇に光る。

あぁ、もう酔っ払いヤダ、と佐野は一人ごちるが、酔っ払いの本人に届くこともなく。

「あっ、私も~」

「ヤッ……ちょ////一条さんまでっ」

「すっご~い♪大きくて柔らか~い」

美人二人に胸を下からすくうように揉まれ、佐野はつい甘い声を漏らしてしまう。

「佐野ちゃん、何感じてるの?」

「か、感じてなんかっ////」

「これは山下が落ちるはずだな」

性質の悪いドSと酔っ払いに絡まれ、佐野は涙目で椅子の端へと追いやられる。

佐野がもういいですか、と涙目で懇願していると-----


「何やってんの?」


背後からひどく怒りを帯びた声が降ってきた。



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