雨の中にたたずんで

「あ、あなた、誰!?」


優一さんじゃない。


もっと若い・・・・


私よりもずっと年下の・・・・



知らない男の子だった。

















「誰ってひどいなぁ・・・ゆうべあんなに求めてくれたのに」


そう言いながら、彼の指が私の胸元をつつーっとなぞった。


「・・やっ」


思わずシーツを引っ張って、自分の肌を隠す。
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