イケメン同級生と同棲中!?【完】
蓮はあたしの頭を撫でた手で、今度は頬に触れる。
蓮の手が触れることで、あたしの頬が濡れていることがわかる…。
あたし…泣いてたんだ。
「ごめんよ」
蓮は何度もそう言いながら、あたしの涙を拭った。
「バカ…」
恥ずかしくなって、あたしは蓮の胸に顔をうずめた。
自分でも何で泣いているのか、わからなかった…。
でも、蓮が怖かったからではない気がする。
顔をうずめたあたしの頭を、蓮は黙って何度も何度も撫でた。