黒猫にkiss
怯えているとミナミが
「怖がってるからやめてくんない?」とさらりと言いのけてしまった
タメ口ですか。貴方に敬語を使ってしまいそうです。
「やっぱ君怖いねー。じゃ、とりあいず車のほうに行こ」
「は!?」
思わず反応してしまった
いそいで口を塞ぐ
「まー、色々ヤバイんで」
そう言われて半ば強制的に車のほうへ連れて行かれた
まさか、誘拐とか!?
こうやって事件に巻き込まれる子供達は増えていくのか…
まだ読みたい漫画だってあるのにまだ死ぬなんて嫌だよ!
せめて全部読みきってから…!
「俺ははやと。
まぁ、他の説明はめんどうだから省くけどここからは真剣に聞けよ」
車の陰とある場所。
ここからだと車の人も見える。
急に変わった真剣な顔と
緊迫した空気に自然と背筋が伸びた
「昨日、俺らはミナミちゃんとあげはちゃんを助けた。そこまではよかったんだ。
だけど、あの高校生グループはチーム…いわゆる暴走族に入ってた奴だった」
…チーム?
あの裏の世界によくある暴走族とかの…
小説とかで読んだことはあった
外のチームの奴をヤった奴は
チーム全体が仕返しにくるって。
けれど、それは創造。
本当の世界のことなんて何一つしらない。
そんな世界を普通の一般人が知るわけがない