作品集・LOVE MELODY
「YOU☆さん?」


ノックしても応答がないので、私は不審に思って扉を開けた。
控え室は蛻の殻?


「YOU☆なら涼とふたりでいたよ」


「!?」


無断で莉人がYOU☆の控え室に入ってきた。


「涼と?どうして??」


「さあな…」


私は莉人の案内で二人の後を追った。


誰もいない階段の踊り場で涼とYOU☆はキスを交わしていた。



「マジで!?すげぇ~人気アイドルと売れっ子ケータイ小説家はキスしてるぜ~っ」


慌てて私たちは防火扉の影に隠れた。



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