禁断~私を忘れないで~

~初めての告白~

私は、昨日の夕方、先生に生徒が彼女あり?って聞いた時に先生はOKかもなんていっていた。私はまだ希望があるって思った。これってマジのチャンスなんじゃ!?
私はそんなことを考えていたら外が明るくなってきていた・・・。結局一睡もできなかったよ‼もしかしてくまができてるんじゃ!?先生に嫌われちゃうよぉ~(泣)
「あぁ~~~~~~~~」なんて悲鳴をあげてみる。時計を見るとまだ5時だ・・。
やってしまった・・・。下からはお母さんが怒なってる。
「ちょっと杏奈‼うるさいわよ‼何考えてるの!?時間考えなさい‼‼」すごい怒ってるヤバイ朝ごはん食べづらいよ・・・。絶対。なんかいってくる・・。
お母さんは私がせんせいの事好きだって全く知らないなんて説明すればいいのかも全く頭に浮かばない。
私はうなだれていた。時計を良く見てみると時間はもうあれから2時間も経っている。
眠い目をこすりながら小声で
「結局一睡もできなかったなぁ~」なんてつぶやいてみる。
少しずつ階段をおりて行く。今日は無言で朝ごはんを食べ、
「いってきます・・・。」だけ言って家を出る。私はお母さんが怒っているって思ったのに母さんは笑顔で後を追って
「いってらっしゃい‼」今日は何か悩み事があったんだよね。と目で訴えてくるそんな問いかけに答えるように私は
「うん。ありがと・・・。」なんて言ってみた。
お母さんは笑顔で私の姿が見えなくなるまで見送ってくれた。
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