追憶の詩 -浮世抄華-
【涼】


2日後。




私は土方さんの看病の甲斐あってか、2日で完治した。




でも、私をずっと看病していたせいで、今度は土方さんが風邪を引いてしまった。




「土方さ~ん、生きてますか~?」




「い、生きてるよ…。勝手に殺すんじゃねぇ…、馬鹿総司…」



土方さんは熱がかなり高いせいか、言葉にいつもの覇気がない。





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