光へ

放課後

それからの休み時間ゎ
廊下に出る事ゎ無かった。　


別に海美に会うのが嫌だった訳じゃない。
ただ…面倒だったから…



面倒だったからだ！





　なんとなく給食の時間だけが
楽しかった。


約束どおり博に運んでもらい
ゆっくりと味わって食べた。






　長かった1日が終わり放課後になる。



自分は部活を休んでしまった…




コンビニで肉まんを買い
食べながら帰った。



みんな部活に出てるから寂しい1人の帰路。




『理恵ちゃん、俺にｵｺﾞってくれや〜』




幼なじみの劉樹［りゅうき］。


ﾀﾊﾞｺを吸いながら自転車に乗って
近寄ってくる。




劉樹とは幼なじみだか
今じゃ顔を合わせば少し話す程度。
進む道が違っている。





理恵：『ﾀﾊﾞｺ買う金あんなら自分で買え〜！
それより、ﾊﾞﾚんなよ〜？』



劉樹：『大丈夫だいじょぶ〜♪
いっつも吸ってっからぁ〜。
ぢゃな〜！』




でもﾀﾊﾞｺを羨ましく思う…
部活やってる以上ﾀﾞﾒだ！！！

と自分で決めている。





　それから、また1人ﾀﾞﾗﾀﾞﾗと歩き


ボーッと空を眺め
通り掛かる車を数え…
野良猫の考えてる事を想像したり……



　何故かあっという間の帰路で家に着いた。


部屋で1人横になり無気力になっていた。
親が帰っている事にも気付かずに…





　そしてPM8,00




電話が鳴った。