光へ

嫉妬

 夏休みになり1週間がすぎた

毎日、昼頃に目覚める。

兼からの不在着信に気付き
かけ直した。


『もしもし?』


理恵『もしもし…どしたの?』

まだ寝ボケていて口がうまく回らない。


『はぁ?理恵ちゃんがどしたんだよ(笑)』


理恵:『…え?!あんた誰!』


『(笑)理恵ちゃん寝ボケてっぺ!
劉樹でございますぅ〜』

間違って劉樹にかけていた。
今ぢゃ皆が携帯持ってるから
色んな着歴があって押し間違えたんだ。

後ろからは劉樹の先輩であろう笑い声も聞こえる。



理恵:『ゴメン!間違った。ぢゃ!』


劉樹:『あ!ちょっと待って〜!』

恥ずかしさは無かったが
劉樹が引き止めた事に戸惑った。

何か後ろと話してる。


劉樹:『理恵ちゃんさぁ〜今週の土曜日ヒマ?』


理恵:『は?特に予定ゎないけど。』


劉樹:『したら杏と心菜と蓮音も誘っといて〜♪』


理恵:『蓮音も?』

つい本音が出てしまった。


劉樹:『蓮音はついでだ!
俺あいつ苦手だし。先輩の餌食にしとけ!』

劉樹は先輩に頼まれ
4対4で遊ぶ計画をさせられたらしい。
そのうちの1人は劉樹だが。

劉樹はうちらと顔見知りだし盛り上げ役。

自分だって興味のないもの
余りでいい。

ほぼ3対3で楽しんでくれって事で話は決まった。



 まず心菜にかけた。即OK。

心菜から蓮音にかけてもらい。
文句言いつつOKを貰ったらしい。

杏にかけると少し抵抗があったみたいだが
なんとか説得しOK。


すぐ劉樹に報告し時間と場所が決まった。

夜10時に居酒屋という事だ。


何も起こらなければいいが。。

< 38 / 62 >

この作品をシェア

pagetop