光へ

痛み

理恵:『いってきまぁす』



母:『いってらっしゃい!』



いつもどうり朝練をしに学校へ向かった。


昨日の事など間違いだと自分に言い聞かせて。




体育館へ挨拶をし皆へ話をかける




…シカト…




周りを見渡すと海美が来ており
その場の雰囲気さえも変えてしまっている。


自分がボールかごに近付けば
皆はボールかごから離れ

ネット張りを手伝おうとすると
皆はネットを張るのをやめ

先輩を待つのに並んでいる場所さえも!

離れて並ばれた。。




(痛い…。)



もう痛みなんてないはずのケガが
痛い気がしてきた。




部活仲間『なした?今日ボーっとしてんぢゃない?』


理恵:『いや…寝不足でさ…』



1人だけ関係なく話しかけてくれたが
そいつは自分より先に
ハブキにされていた奴だった。


今度は自分がハブかれる番だ…。

理由は解っている!

海美との、意見の食い違い。
話の内容的には対した事じゃなかった。

でも昨日の勘は当たっていたんだ。





 かろうじて海美とはクラスが違い自分のクラスでゎ平和な時だった。


だけど部活の時だけゎ…




 何日も休み続けてしまった。


その結果。




『相田さん。ちょっと来てくんない?』



2年生がわざわざ自分のクラスまで
出向き呼びにきた。

(ヤバイ…。)



先輩A:『相田さんさぁ〜最近サボってんの?
普通に元気ぢゃん!』



先輩B:『やる気ねぇなら、辞めれば?』

(1才や2才違うだけで先輩づらすんな!)


なんて事も言えず…



理恵:『すいません…』



と言うしかなかった。



唯一、授業始まりのチャイムが救いだった。

すぐに先生が来たので急いで教室に戻った。




< 5 / 62 >

この作品をシェア

pagetop