光へ

手紙

1ヶ月後。



母:『理恵〜!!何時だと思ってんのぉ?!』


理恵:『今おきる〜!!』


母:『あんたねぇ!部活辞めて、だらけてんぢゃない?
毎朝、遅刻ギリギリになったし!』


理恵:『うるさい!飯いらない!もう行く!』



朝から親とケンカ。
最近だと珍しくない。

学校面白くないし

(もっと同じクラスで友達を作っとけば良かった)
後悔している。



学校に着き教室に向かうと



沙羅:『おはよ〜理恵ちゃん。
はい!これぇ』

可愛く折られた手紙。


理恵:『あっ…ありがと…』

ちょっと動揺。


沙羅:『今度〜沙羅ねぇ試合出させてもらうんだ!
日曜だから…見に来れたら来て♪
てか汗臭いっしょ〜ゴメンネ(笑)』

朝練後だと気づかう。


理恵:『部活頑張ってる証拠ぢゃん!
行けたら行くよ!ぢゃ』



周りをうかがった。
海美に見られたら
沙羅が何言われるか解らないから。

海美はいなかった。
教室に入り手紙を読んだ。





DEAR 理恵ちゃん
 おはよ☆最近寒いから、どんどん脂肪を貯えちゃってる沙羅でぇす!(笑)
いゃぁ部活辞めた時ゎ驚いたよ〜!理恵ちゃんも太っちゃうぞ♪なんちって。
原因ゎ海美ちゃんのせいでしょ?沙羅ゎ海美ちゃんの考えが解らないよ!ハブキとか良くないよね!
ゴメンネ…もうしないから!沙羅は休み時間、理恵ちゃんと居る事にしたぁ〜決定なりぃ〜。
理恵ちゃん休み時間、教室行くね☆
ばいちい〜☆
FROM 沙羅





(まぢ泣きそうだ。。ヤバイ…トイレで泣こう…)


とタイミング良くチャイムが鳴ってしまった。

涙をこらえて朝の会をしのぐしかなかった。




そして自分は授業中だろうが構わず
2枚の手紙を書き始めた。

1枚ゎ沙羅への返事
もう1枚ゎ海美への謝罪の手紙だった。





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