Sincere Love
それから5分くらいして、坂田くんが走って戻ってきた。
「お待たせ!はい、これどうぞ。」
「急にどうしたの?いきなりいなくなるからびっくりしたんだけど。」
「バニラシェイク買ってきた!ここの美味しいからさ、どうせこの道毎日通ることになるなら、美味しさを知ってほしくて。」
そう言って坂田くんは無邪気に笑った。
坂田くんのキャラが、クールなのか、無愛想なのか、天然なのか、お調子者なのか、まるで掴めない。
今日のこの短時間の間に色んな面を見せられている。
ぱっと見眼鏡をかけた地味な男の子なのに、実は美少年というのもいいギャップだし。
自分のペースを崩される。
「あ…ありがと。」
びっくりしすぎて、ただお礼を言うことしか出来なかった。
それから勧められるがままに飲んでみると、今まで飲んでたモノよりも格別に美味しいと感じた。
「これ、すごく美味しい!今までになかったくらい!教えてくれてありがとう、坂田くん!」
「そんなに喜んでくれると、なんか俺まで嬉しいな。また今度来ようか。少し裏道入るから場所わかりずらいし。」
「うん、その時は一緒に行きたい!」
「りょーかい。」