高野先生の腕のなか



高野が不思議そうにこちらを見てくる。


「どうしたの?」


「先生、そんなネクタイピン使ってたっけ」


見覚えのないピンが高野のチェック柄のネクタイを押さえている。


端にはクマの可愛らしいチャームが付いており、些か子供っぽい。



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