天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
そんな薊にとって、実家が学園近くの喫茶店というのはまさしくラッキーこの上なし。

家にいながらにして、制服姿の美少女達を店のカウンターから拝む事ができる。

近所では家の手伝いをよくする『喫茶店の看板娘』として評判の出来た子なのだが、店を手伝う目的は最早言うまでもない。

喫茶店は薊にとっては『漁場』も同様。

労せずして美少女達が足を運んでくる、蟻地獄のようなものなのだ。

カウンターの向こう側で、薊がハァハァしている事を、雛菊達は知らない…。

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