はらり、ひとひら。
「狩られたか。…もう、いい。常世へ帰るがいい」
『あぁああ─!!』
師匠の水色の炎に、妖は包まれる。苦しげにのたうちまわる姿を見ていられない。
妖狩り。なぜ、こんな酷い仕打ちをするのか。妖だって、生きている。
なぜ…
そう思ったら、哀しくてやりきれない気持ちが溢れた。生前はこんなこと、この邪鬼だって願わなかったはずだ。
苦しげな悲鳴を上げながら、炎から逃れようとする妖。
「っ」
もう、見てられない。
私は邪鬼に腕を伸ばした。