はらり、ひとひら。
桔梗は、私が学校から帰って来る頃に毎日やって来た。毎日千歳さんを探すのに駆け回ってるんだと思う。
きっと私の家から帰っても寝ずに探しているんだろう。
「桔梗、顔色悪いよ」
目の下に、くっきりとクマが浮かび上がっていた。
「大したことじゃない、平気だ。それより」
「駄目。休んで、妖と言えど適度に休まないと倒れちゃう」
強く言うと桔梗は押し黙った。
「桔梗が休まないなら、私協力しないからね?」
「…なんて娘だ」