はらり、ひとひら。


どうしたのだろう。風邪でも引いたのかな。


師匠の言葉が脳内で反響する。


『あいつは厄介なものを運んできそうな気がする』


そんなこと─・・・。



次の日も、そのまた次の日も、神崎君は学校にやって来なかった。




**************


「元気がないようだな杏子」


自室で布団に転がっていると逆さまになった師匠が映った。


「うん・・・神崎君が学校に3日前から来てなくて」




< 92 / 1,020 >

この作品をシェア

pagetop